2018年3月のカンブリア宮殿で「異端生協」と紹介された生活クラブ。
日本に数多くある生協(生活協同組合)の一つですが、他と大きく違うのは、取り扱う商品のほとんどがPB(プライベート)商品だという事。
生活クラブでは、組合員自らが生産者と手を組み、オリジナル商品の企画開発に取り組んでいます。自分達で作った商品だから、それらを「消費材」という呼び名で呼んでいます。
何よりも食の安全安心を第一に考えている生活クラブですが、美味しさという点でも高く評価されています。
たくさんの消費材の中でも特に人気が高いのがトマトケチャップ。
水を加えず、トマトの旨味をぎゅっと凝縮して作られたという生活クラブのトマトケチャップについてご紹介します。
生活クラブのトマトケチャップ、値段は327円
我が家は生活クラブ歴4年の子育て世帯です。
子供にとって添加物の少ない安全な食べ物をという気持ちで始めた生活クラブですが、トマトケチャップは加入当時から継続して購入している消費材の一つです。
気になるトマトケチャップの値段は、327円。
スーパーで売っているトマトケチャップに比べたら、高いですよね。
しかし、水っぽくないのでとっても美味しくて使いやすいんです。
生活クラブのトマトケチャップは今どき珍しい『瓶詰容器』
私はもう見慣れていますが、我が家に遊びに来る友人たちが最初に驚くのはその見た目。
生活クラブのトマトケチャップは一般的なプラスチック容器詰めではなく、瓶詰なのです。
これは、生活クラブが食品の安心安全だけでなく、環境にも気を配っていることを意味しています。
なんで瓶の容器だと、環境に配慮してることになるのかな?
どうして瓶詰めだと環境にも気を配っているということになるかというと、生活クラブでは瓶を回収してくれるサービスを行っています。
回収した瓶はきれいに洗浄され、再利用されたりリサイクルになったり……ゴミになるのではなく、新しく生まれ変わることができます。
生活クラブのキャッチコピーは「サステイナブルなひと」。サステイナブルとは日本語に訳すと持続可能という意味になります。
環境へ配慮し、限りある資源をできるだけ循環させて使おうという考え方から、トマトケチャップなどの調味料には再利用が可能な瓶が使われているのです。
生活クラブのトマトケチャップができるまで
生活クラブのトマトケチャップの一番の特徴は、原料に国産の加工用トマトを100%使用しているという事でしょう。
私たちが普段口にしているトマトケチャップのほとんどは、輸入トマトを原料に使用して作られているという事はご存知でしょうか。加工用トマトの国内自給率は約5%と低いからです。
原料が輸入品の場合、産地や栽培方法等を把握することは難しく、食の安全性を保障することはなかなかできません。そういった点で国産の提携農家の原料を使用しているという事は重要なのです。
市販の別のトマトケチャップの原材料に使われているトマトの原産国を調べてみると、「アメリカ、 イタリア、オーストラリア、スペイン、チリ、トルコ、ポルトガル」という表記がありました。
全ての国の複数の農家で、トマトがどんな風に育てられたのかという事はなかなか知る事はできませんよね。
生活クラブのトマトケチャップを食べてみた感想…味が濃厚!
瓶詰なので、蓋を開けてスプーンですくって使います。
スプーンは大さじサイズだとちょっと引っかかる場合もあるので、小さじサイズのものが良いでしょう。
見た目は普通のケチャップよりも濃い色をしているような印象です。
液体というよりはトマトソースのようなボテっとした質感です。
味はかなり濃厚。
他のメーカーのトマトケチャップに比べると、塩味、甘み、酸味、旨味、スパイス、香りなどあらゆる点で濃厚です。
生活クラブのトマトケチャップは、トマト本来の風味を最大限引き出すため、その製造過程で水を一滴も加えていないのです。
市販されている他のトマトケチャップは、ケチャップをひと舐めするだけでトマトの味をしっかりと感じる事はなかなかありません。
しかし生活クラブのトマトケチャップを口に含むと、美味しいトマトソースを思い出しました。
生活クラブのトマトケチャップを使ったおすすめレシピ2つ
おすすめのレシピ1|ケチャップの味がダイレクトにわかる……オムライス!!
生活クラブのトマトケチャップの味を、二度楽しめるおすすめレシピがオムライスです。
一度目は、卵の中に包むケチャップライスにまずトマトケチャップを使いますよね。
そして二度目は、完成した後に薄焼き卵の上にトマトケチャップを乗せます。
この二回でトマトケチャップの魅力がダイレクトに伝わります。
ケチャップライスに入れるトマトケチャップは、ご飯や具材の味をふんわりと支える縁の下の力持ちのような役割を果たしています。
トマトケチャップの味自体も主張せず、ご飯や具材の味と合わさった優しい味わいを楽しむ事ができます。
一方、薄焼き卵の上にかかっているトマトケチャップは、味付けのアクセントとなっています。
濃厚な生活クラブのトマトケチャップだからこそ、オムライス全体の味わいをグッと際立ててくれます。
トマトの風味豊かなトマトケチャップは、ケチャップというよりもトマトソースをかけているような味わいです。
おすすめのレシピ2|豚肉のトマトケチャップ炒め
下味をつけた豚肉のソテーにトマトケチャップを和えて軽く煮込むこのレシピは、私が子供のころ母が良く作ってくれたレシピです。
トマトケチャップの味が主役のおかずなので、生活クラブのトマトケチャップを入手した方にはぜひ一度は作ってみてほしいレシピです。トマトケチャップの美味しさがよくわかります。
甘酸っぱいトマトの風味がさわやかな豚肉のトマトケチャップ炒めは、我が家の子供にも大人気のメニューです。
生活クラブのトマトケチャップは、トマトピューレに調味料を加えてじっくりと煮込んで出来ています。重量感さえ感じる程の濃厚さです。
市販のトマトケチャップを使って作るのに比べ、生活クラブのトマトケチャップを使用して豚肉のトマトケチャップ炒めを作ると、トマトケチャップが豚肉によく絡むのがわかります。
生活クラブはトマトケチャップ以外も品質がいい!
今回はトマトケチャップについてご紹介しましたが、トマトケチャップ以外にも牛乳や卵、鶏肉など、まだまだおすすめの消費材があります。
中でも、我が家が常備しているのは、マヨネーズです。
生活クラブのマヨネーズは、化学調味料が含まれていません。その分、卵や油など素材の旨味がダイレクトに感じられてとても美味しいです。
一般的にはマヨネーズにはサラダ油を使用しますが、こちらの生活クラブのマヨネーズはなんと……なたね油なんです。
サラダ油の危険性についてはこちらの記事を参考にしてください。
トマトケチャップやマヨネーズなど、日常的によく使う調味料は、毎日使っているからこそ味の違いを感じやすい消費材です。
そして、日常的に使うものだからこそ、身体への影響も一番に考慮したい食材です。
生活クラブに興味があるけれど、迷っているという方は、まずは調味料から試してみる事をおすすめします。
なお、トマトケチャップもマヨネーズも、保存料が含まれていません。一度開封したら1か月を目安に使い切る事が必要ですので、その点は気を付けてくださいね。
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